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資生堂

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資生堂は、1872年に日本初の民間洋風調剤薬局として、東京・銀座で創業しました。現在では、世界120の国と地域で事業を展開しています。150年近くにわたる歴史と伝統は、常にその時代ごとの革新の積み重ねであり、今も、革新へと挑み続けている企業です。日本発のグローバルビューティ企業を目指して、化粧事業だけではなく、まだ見たこともない商品と新しい価値を創造し、美を通じて世界中のお客様を幸せにする「ビューティーイノベーション」の実現を目指しています。資生堂は、化粧品業界において国内シェア1位、世界シェア5位の企業です。

資生堂の沿革

1872年、資生堂は東京の銀座に日本初の調剤薬局として創業しました。創業時は調剤薬局としてのスタートでしたが、化粧品事業としても100年を越える老舗です。
1916年頃、化粧品部門が独立し、本格的に化粧品事業が始まります。
1923年より、資生堂化粧品取扱店であるチェインストアの制度が採用されました。
1927年に株式会社資生堂が設立され、単に製品を売るだけでなく、全国に広がったチェインストアにおいて美容情報をはじめとしたさまざまな情報を発信していきました。
1949年、東京証券取引所に株式上場を果たし。1957年からは海外における化粧品販売が開始されました。
2000年には、環境マネジメントシステムの仕様を定めた規格であるISO14001認証を取得し、環境への取り組みを本格的に開始しました。
また2012年以降には、「ワタシプラス」や「Beauty & Co.」を開始するなど、インターネットを利用した新たな企画を行っています。「ワタシプラス」では自社製品のオンラインショップのみならず様々な美容情報の発信などをおこなっています。「Beauty & Co.」は、「美と健康」をテーマに数多くの企業や専門家がコラボレーションするサイトです。数多くの企業や専門家と連携することで幅広い情報をカバーし、新たな顧客層の開拓につなげようとするものです。

このような沿革を見てもわかるように、常に時代に即した取り組みを行い変化し続けてきたことが、資生堂を100年以上続く老舗企業へと導いたといえるでしょう。

主な事業の概要

資生堂は、メイクアップ製品のみならず、スキンケアやフレグランスなども含めた化粧品事業を総合的に展開していることは一般によく知られているところですが、それにとどまらず、レストラン事業や教育・保育事業なども展開しています。化粧品のみならず、それらの事業全般を通して、体全体や生き方そのものを通じた総合的な美を提供していくことを旨としているといえます。

・化粧品事業
デパート等でのカウンセリング化粧品、ドラッグストア等を中心とした中価格帯の化粧品など幅広い層に向けて展開しています。ドラッグストアの店頭などにおけるカウンセリング販売も行われています。

・レストラン事業
資生堂パーラー」、「ロオジエ」、「ファロ」、「BAR/S」、「S/PARK Café」などの飲食店・フード事業を展開しています。
その中でも資生堂パーラーにおいては、明治時代から洋食を提供してきた歴史を生かして、カレーライスやハヤシライスなどクラシカルな洋食メニューを「伝統的メニュー」として提供し、人気を博しています。100年以上続く老舗の価値を存分に発揮したブランディングに成功しているといえるでしょう。
また、ミシュランガイド東京2009において、「ロオジエ」は三ツ星、「ファロ」は一つ星をそれぞれ獲得しており、世界的にも高く評価されているといえます。

・美容室事業
株式会社資生堂が100%出資した「資生堂美容室株式会社」において、「資生堂美容室」を運営、全国展開しています。資生堂美容室においては、ヘア、エステ、ブライダルをはじめとしたコンシューマー向けのサービスのほか、美容院(サロン)スタッフを対象としたセミナー、美容業界への就職を目指す学生を対象としたセミナーなども行っています。

・教育事業
プロフェッショナル育成向けの「SABFA」という専門学校や、「学校法人資生堂学園 資生堂美容技術専門学校」の運営などを行っています。

・保育事業
KODOMOLOGY(コドモロジー)」をはじめとした事業所内保育所サポートや独自の保育プログラム開発を手掛けています。

研究・製品製造

資生堂は、誰でも自由に訪れることのできる体験施設・研究所である「資生堂グローバルイノベーションセンター」(呼称「S/PARK」)をオープンさせました。顧客と研究員との交流や、国内外の最先端の研究機関とのコラボレーション、他企業との連携を行っています。


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