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松竹

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松竹は、1895年、明治28年に新京極阪井座の興行主として創業され、現在は、東京都中央区築地に本社を置き、演劇や映画などを手掛ける総合エンタテインメント企業となっています。

松竹と歌舞伎

松竹の歴史は、1895年に大谷竹次郎が京都阪井座を買収してその興行主となったことに端を発します。創業当初は演劇興行のみを手掛けていましたが、現在では映像事業なども展開しています。特に映画事業については歴史が古く、1920年から2020年までの100年間で、松竹の配給映画の数は約5000本という膨大な数に達しています。

ただ、それ以上に際立つのは、松竹という一つの民間企業が歌舞伎の興行をほとんど独占的に手掛けているということではないでしょうか。その背景には、創業者の歌舞伎に対する強い愛情があるものと思われます。1895年に京都阪井座を買収した大谷竹次郎は、その5年前の1890年に、京都祇園にあった祇園館という劇場で、当代一の歌舞伎俳優であった九代目市川團十郎と上方の花形俳優として活躍していた初代中村鴈治郎が共演する舞台を兄・白井松次郎とともに見て感銘を受けたそうです。やがて白井松次郎と大谷竹次郎の二人は、歌舞伎を主とする演劇の興行を自ら手掛けるようになり、次々と興行を成功させ、各地の劇場を傘下に収めていくことで興行界を一つにまとめていきました。こうして、1929年には、大劇場の歌舞伎公演はすべて松竹が担うことになったのです。

松竹の今

松竹が歌舞伎の興行において重要な役割を果たしているのは前述の通りですが、現在ではそれ以外にも様々な事業を展開しています。

・映像事業
実写・アニメ・特撮映画の製作・宣伝・配給、海外製作映画の買付・宣伝・配給、映像の国内外へのライツビジネス、映像コンテンツの開発、映像関連イベントの企画・運営など。

・演劇事業
歌舞伎・一般演劇の企画・製作・興行(巡業・海外公演を含む)、直営劇場(歌舞伎座、新橋演舞場、大阪松竹座、南座)の運営、演劇のライツビジネス、演劇に関係する新しい事業の開拓(シネマ歌舞伎・METライブビューイングなど)、俳優・タレントの斡旋など。

・その他
不動産事業、キャラクター商品の企画・製作・販売、モバイル公式コンテンツの配信、音楽著作権の利用開発・許諾など。


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