width=

オプテックス株式会社

 width=

赤外線による検知センサで世界No.1

オプテックスは、さまざまなセンシング技術を応用し、防犯センサー、自動ドアセンサー、車両検知センサー、水環境センサーなどを開発し、さまざまな分野に事業展開しています。売上の海外比率が7割を占めています。現在、約30の国と地域に拠点を持ち、80ヶ国以上で商品・サービスを提供しています。

屋外用防犯センサで世界シェア40%・国内60%、自動ドアセンサで世界30%・国内55%のシェアを誇る世界有数の企業です。赤外線を応用した防犯センサーや自動ドアセンサーなどを主力製品とし、産業機器用センサのFA(ファクトリーオートメーション)事業、中国工場で展開する電子機器受託生産サービス(EMS)の生産受託事業なども展開しています。

世界初の遠赤外線自動ドアセンサーを開発

オプテックスの自動ドアセンサーは、2020年版のグローバルニッチ企業100に選出されました。今回認定された自動ドアセンサーは、人がセンサーエリアに入ると、人の存在を検知して自動ドアが開閉します。 1980年、それまで人やモノの重さでドアが開く足踏み式が主流だった自動ドア業界に、世界初となる遠赤外線を用いた自動ドアセンサーを販売開始しました。

それ以来、自動ドアセンサーのパイオニアとして、グローバルに事業を展開してきました。時代と共に変化する通行者の安全性の向上、建物の室内環境や省エネへの配慮、国や地域によって異なる法令や規格への対応など、さまざまな課題に応えてきました。現在、世界及び国内でトップシェアを持ち、多くの商業施設、オフィスビル、病院などで採用されています。

センサーデータ(スマートデータ)をIoTに活用

オプテックスは、さまざまな現場の課題解決に自社製品から得られたセンサーデータ(スマートデータ)をIoTを通じて活用しています。センサーから得られるデータは、産業の不可欠なファクターとなっています。センサーデータで新しいビジネスの領域を広げ、安全・安心・快適なより良い社会の創造に取り組んでいます。取得したデータをクラウドで蓄積・分析できるようになった技術の進歩を課題解決に活用しています。

新型コロナの感染予防に対応。タッチレス商品の開発

衛生面やウイルス・細菌の感染リスク軽減に配慮したい場所に最適な非接触スイッチ「クリーンスイッチ」を開発しました。手をかざすだけでドアを開け閉めできるので、医療機関などでウイルス感染リスクを軽減できます。新型コロナの感染拡大でニーズが高まっており、開発を前倒しして、2020年3月に発売しました。

センサー製品はIoT(モノのインターネット)や自動運転向けなどでのニーズが大きく期待されていますが、新型コロナ感染拡大を受けてタッチレス化が加速するとみられ、センサー製品の重要性は一段と高まるとみられます。独自技術が必要なセンサー製品市場で高い競争力とシェアを持っているオプテックスは、センサー製品を活用して新たなビジネスを生み出す機会となることを期待しています。


関連記事