国内・海外訴訟支援サービスや、知的財産プラットフォーム「Tokkyo.Ai」、ブロックチェーン基盤の電子契約プラットフォーム「Keiyaku CLM」、法令判例検索サービス「Legal Search」、ブランド&知財保護システム「HyperJ.ai」など、デジタルトランスフォーメーションを推進するリーガルテック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 佐々木隆仁 以下リーガルテック社)は、1兆円を突破した国内玩具市場における知的財産を保護するため、ブロックチェーン技術を活用した「HyperJ.ai」を玩具業界に導入することを発表しました。
■ 玩具業界が抱える課題とその背景
2023年度の日本国内の玩具市場規模は前年度比107.1%で、売上1兆193億円と初めて1兆円を超えました。玩具の売上は少子化が進む中でも4年連続で成長を記録し、子供だけでなく大人をターゲットにした商品も増え、インバウンド需要を取り込んで極めて好調です。
しかし、日本のアニメ、ゲーム、キャラクター商品は世界的に人気があり、国内外で多くの偽造品が出回っています。国内でも拡大しているこの市場において偽造品が大きな問題となっており、知的財産侵害が業界全体のブランド価値や売上に悪影響を与えています。特に、人気キャラクターや高価な玩具に偽造品が横行し、消費者が正規品と偽造品を識別するのが難しくなっている現状があります。
■ 深刻さを増す玩具業界の偽造品ニュースの事例
ガンプラ、アニメグッズ、サンリオキャラクターグッズなど、日本の人気コンテンツに関連した商品の偽造品問題は深刻です。中国や東南アジアで生産された低品質な模倣品がオンライン市場を通じて流通し、正規品市場に悪影響を及ぼしています。これらの模倣品は消費者を騙すだけでなく、知的財産の侵害やブランド価値の低下を引き起こしています。
- ガンプラの偽造品に関する具体的な摘発事例:
「DRAGON MOMOKO」というブランド名でガンプラの模倣品を大量に製造していた業者が2017年9月に摘発され、経営者が逮捕された事例があります。 - 偽造ポケモンカード販売による逮捕事例:富山県の事例 (2023年7月):
富山県警は、偽物のポケモンカードを買い取り店に売却したとして、34歳の会社役員の男を著作権法違反容疑で逮捕しました。容疑者は2023年3月20日、ピカチュウが描かれた偽造ポケモンカードなどを、富山県射水市内の中古品買い取り店に持ち込み、売却した疑いがあります。被害店舗は、カードの光沢が不自然で厚みがあったため不審に思い、警察に相談しました。警察がポケモン社に鑑定を依頼し、偽物と判明しました。 - 「新世紀エヴァンゲリオン」フィギュア偽造事件(2022年5月):
京都府警生活保安課と右京署は、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のキャラクターフィギュアを不正に改造して販売したとして、著作権法違反の疑いで50代のアルバイト男性を逮捕しました。2020年6月と10月に、著作権者の許可なく改造フィギュアを販売した疑いです。「惣流・アスカ・ラングレー」の頭部と別の胴体を組み合わせたフィギュアを、ネットを通じて販売しました。
■ 玩具業界の変遷
玩具業界の変遷玩具業界全体が変化しており、従来の子供向け玩具市場が縮小傾向にあります。一方で、アニメやゲーム関連の商品、特に大人向けの高付加価値商品が注目を集めています。この市場の変化は、偽造品や非公認品の問題にも影響を与えている可能性があります。これらの状況からアニメ・ゲーム・キャラクター商品業界における知的財産権保護の重要性が高まっていることがわかります。
■ 玩具業界におけるHyperJ.aiの役割
「HyperJ.ai」は、玩具メーカーやキャラクタービジネスが直面する知的財産侵害に対抗するための最適なソリューションです。製品にブロックチェーン技術を活用したデジタルIDを付与することで、消費者はスマートフォンをかざすだけで商品の真贋を確認でき、正規品であることを保証します。また、トレーサビリティ機能により、製造から販売までの全工程を追跡することができ、偽造品の流通を防ぎます。さらに、「ホンモノストーリー®」機能を活用することで、消費者に製品のバックストーリーやブランドメッセージを動画で伝えることが可能となり、消費者のブランドへの信頼感を高めます。
- 真贋判定: HyperJ.aiは、各玩具にユニークなデジタルIDを割り当て、スマートフォンをかざすだけで簡単に真贋を判定できる機能を提供します。これにより、消費者は偽造品から子供たちを守ることができます。
- トレーサビリティ: ブロックチェーン技術を活用し、玩具の製造から流通までの全過程を透明に追跡します。これにより、製品の安全性と品質を保証し、偽造品の流通を防止します。
- ブランドストーリーの共有: HyperJ.aiの「ホンモノストーリー®」機能を活用し、玩具メーカーは製品のビハインドストーリーや製造過程を消費者に直接伝えることができます。これにより、ブランドの信頼性を高め、消費者との強固な関係を築くことが可能になります。
■「ホンモノストーリー ®」について
「ホンモノストーリー®」は、ブロックチェーン技術を活用し、商品の製造プロセスや背景にあるストーリーを動画で伝える機能です。消費者は、この機能を通じて、製品の製造現場やこだわり、正当性を確認できるだけでなく、フィギュアや玩具の原作となるオリジナルアニメや動画を視聴できるようにすることも可能です。これにより、正規品の価値と魅力がより深く伝わり、偽造品との違いを明確にするだけでなくブランドイメージをアップすることができます。
■ 「HyperJ.ai」導入の利点
「HyperJ.ai」を導入することで、玩具メーカーやキャラクタービジネスは、自社商品のブランド力を守り、知的財産を侵害されるリスクを大幅に軽減できます。消費者は、偽造品のリスクに悩まされることなく、安心して正規品を購入できるようになり、ブランドに対する信頼を深めることができます。また、ブロックチェーンによる透明性と改ざん不可能なデータにより、長期的なブランド価値の保護が可能となります。
■サービス概要
サービス名:ブロックチェーン ブランド&知財保護システム「HyperJ.ai」
URL: https://www.hyperj.ai/
■ 会社概要
【リーガルテック株式会社について】
名 称 : リーガルテック株式会社
代表者 : 佐々木 隆仁
設 立 : 2012年6月
所在地 : 東京都港区虎ノ門5丁目13番1号 虎ノ門40MTビル4F
資本金 : 5,100万円
URL : https://www.LegalTech.co.jp/
1995 年創業のリーガルテックの老舗企業、AOS テクノロジーズ株式会社の100%子会社として2012 年に設立。以来、e ディスカバリ、フォレンジックサービスを提供し、2015 年には犯罪捜査や企業の不正検証の技術で国民生活の向上に著しく貢献したとして、第10 回ニッポン新事業創出大賞で「経済産業大臣賞」を受賞。今後は、日本でも本格化する LaaS(LegalTech as a Service) への取り組みにシフトし、ブロックチェーン ブランド&知財保護システム「HyperJ.ai」、次世代電子契約ポータル「Keiyaku.Ai」、法律ポータル「LegalSearch.jp」、 知財ポータル「Tokkyo.Ai」といった、デジタルトランスフォーメーションを実現する次世代のAIサービスを提供して参ります。
【JapanMade事務局株式会社について】
名 称 : JapanMade事務局株式会社
代表者 : 佐々木 隆仁
設 立 : 2019年2月
所在地 : 東京都港区虎ノ門5丁目13番1号 虎ノ門40MTビル4F
資本金 : 1億円
URL : https://www.japanmade.com/
「古き良き、新しき良きジャパンをプロデュースします」という企業理念の下、JAPAN MADE 事務局は ブロックチェーン、NFT技術を中心にxTechでサポート、xTechをサポートするという企業方針で活動を行なっております。ディスラプティブな製品やサービスのビジネスモデルを開発しグローバル展開をはかるジャパンメイド企業を支援してソサエティー5.0の実現をお手伝いする事業活動を行なっています。