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株式会社QPS研究所

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人工衛星開発に取り組む企業

QPS研究所は、人工衛星開発を行っている企業です。QSAT-EOS(愛称つくし)の打ち上げのプロジェクトリーダーを務め、10以上の大学、企業、JAXAの衛星プロジェクトに携わる大西俊輔氏がCEOを務めています。2017年には総額23.5億円の資金調達を完了するなど宇宙産業を担う企業として注目を集めています。

「SAR衛星」を開発

従来の人工衛星は、カメラで地球を撮影していました。しかし、これでは雲に覆われた地域や夜間の地域の観測はできません。地球の表面の75%はこうした光学カメラで観測できない地域であるという現実を打破する技術として、マイクロ波を解析することで対象物の識別・特定を行うレーダー衛星の打ち上げが検討されたこともありました。しかし、高額かつ高重量で打ち上げが非常に困難を極めていました。そんな中、QPS研究所は小型のレーダー衛星を作成することに成功しました。独自の軽量アンテナとその格納技術で1m四方を解析できる性能を持ちながら、機体の質量を従来の20分の1である100kgへ軽量化しました。

地球全土を観測する衛星網の構築へ

QPS研究所製は、将来的に人工衛星を36機打ち上げて地球上を観測する衛星網を構築することを構想しています。これによって平均10分間隔で地球全土を準リアルタイムに映像化して人やものの動きを把握することが可能になり、多数の技術と組み合わせることによって様々な技術が可能になる可能性を秘めています。例えば、広域の交通量を把握することで渋滞を解消することも可能になりますし、防犯カメラと連携すれば町全体がセキュリティ網として機能できます。また、作物の生育状況を一挙に把握することで、農作物の需給動向を把握したり、それに基づく経済動向を予測することも可能になります。こうした未来を創る基幹技術としてQPS研究所独自の軽量衛星は注目を集めています。


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