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慶雲館

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慶雲館の歴史

慶雲館は、705年、慶雲2年に設立された世界最古の宿泊施設として、ギネスブックに記録されている旅館です。日本で最も人口が少ない町として知られる山梨県南巨摩郡の早川町にあります。慶雲館の歴史は、705年まで遡ることができます。和歴の元号は645年の「大化」から始まって「白雉」、「朱鳥」、「大宝」と続きますが、慶雲館の始まりは、「大宝」に続く「慶雲」(704年~708年)の時代です。「慶雲」には夕空に現れ瑞兆とされる雲という意味があるとされています。また、慶雲館には、武田信玄、穴山梅雪、徳川家康らが訪れたと言われています。

西山温泉・慶雲館は、705年に開湯してから今日まで、1300年以上もの歴史を持ち、2011年には「ギネスワールドレコーズ」で「世界で最も古い歴史を持つ宿」として認定されました。また、日本の全企業の中でも、金剛組(578年創業)、池坊華道会(587年創業)に続き3番目に古い企業です。

慶雲館の温泉

慶雲館の温泉は源泉温度52℃、湧出量2030リットル/分で、加温や加水をしておらず、源泉掛け流しです。また、その泉質はナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉(低張性アルカリ性高温泉)で、胃腸病・筋肉痛・便秘などに効くとされています。

慶雲館では、この温泉を、高野槙を使用した野天風呂「望渓の湯」、上質な白鳳石を使用した渓流野天風呂「白鳳の湯」、石造りの貸切野天風呂「川音・瀬音」、最上階の展望風呂「桧香の湯・石風の湯」などで楽しめます。

慶雲館の料理

慶雲館では、「平成26年3月第27回全国日本料理コンクール」郷土料理部門において『国土交通大臣賞』を受賞した料理長が、徹底的に手作りにこだわった料理を提供してくれます。また、最上級品質A5ランクの「甲州牛」の赤身やロース、サーロインなどを富士山2合目溶岩岩で焼く「甲州牛の溶岩焼き」では、それぞれの風味や食感の違いを楽しむことができます。


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