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なだ万

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なだ万は、1830年、天保元年創業の日本料理店です。190年以上続く日本の老舗料理店ですが、「老舗はいつも新しい」というモットーで、素材を入念に吟味し、季節感を大切にした丹念な献立つくりに専念し、伝統的な料理を守りつつ、常に新鮮さを追い求め、お客様の心までの満たす食文化に提供に努めています。

  

なだ万の歴史

なだ万の歴史は、初代灘屋萬助が大阪において料亭「灘萬」の母体ともいえる料理屋を創業したことに端を発します。1871年には北浜で「灘萬桜」を開業し、明治中期になると総合食料品店も開き、当時としては珍しかったパンを販売しました。灘萬は文化人に愛され、夏目漱石の「行人」や森鴎外の「小倉日記」などにおいてその存在が言及されています。また、1919年には、灘萬の三代目である楠本萬助がパリ講和会議の欧州随行料理人に選ばれました。
 
その後、1974年には本店を東京のホテルニューオータニ日本庭園内に移転し、その名称を「なだ万 山茶花荘」としました。この山茶花荘は、1986年の東京サミットの公式晩さん会会場として使用され、レーガン大統領やサッチャー首相などから好評を博したことで知られています。
 
また、なだ万はホテルでの開店に積極的に取り組んでおり、1970年には東京の帝国ホテル本館に日本料理店を、1981年には香港(九龍)シャングリラホテルに海外一号店を、2000年には現・赤坂エクセルホテル東急に「スーパーダイニングジパング」を開きました。
 
なお、2014年にはアサヒビールが創業家である楠本家から株式の過半数を取得し、なだ万は連結子会社化されました。現在は、アサヒグループの100%グループ会社となっています。

 

なだ万の事業内容

なだ万の事業内容は、日本料理店の経営、惣菜・お弁当の製造販売、その他食品販売等に大別できます。日本料理店の経営については、国内だけでなく海外にも出店しており、国内には26店舗を、海外には6店舗(香港・クアラルンプール・北京・上海・広州)出店しています。また、お弁当やお惣菜などの販売を行う「なだ万厨房」ショップは、国内で41店舗出店されています。さらに、なだ万は、オンラインストアの運営や、お弁当の配達なども行っています。


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